→ 将棋電王戦 公式ページ
ただし、詳細は後日発表ということで、現在わかっているのは来春に開催するということ。そして、屋敷九段が登場するということです。
第2回電王戦が終わって、あまりにコンピュータ将棋が強かったので、第3回が開催されるか心配していました。
「逃げないでほしい」というのがファンの本音なので、実はホッとしています。
そして、屋敷九段が登場するというので、今回もトッププロが出ることは決まったわけです。
しかし、前回も三浦八段が出ていますし、結果はコンピュータの圧勝。
できれば、今回はトッププロ一人という出し惜しみではなく、トッププロをズラッと揃えるか、羽生・森内・渡辺の御三家が出るか、せめて次世代トッププロと目されている棋士(広瀬7段、豊島7段、中村6段など)にも出てほしい。ファンの勝手な思いです。
とにかく、第2回電王戦であきらかになったコンピュータの強さからすれば、普通にやっていて勝てるという段階ではないし、今後はコンピュータが格上になるのは避けられません。
そこで、勝利の記憶を残しておきたい。
第3回電王戦は人間側が勝ったんだよな~、のような。
コンピュータが一段の成長をする前に、総力戦で挑んでほしいです。
電王戦2.1 タッグマッチ
第3回電王戦の開催決定とともに決まったのが、今月末のタッグマッチ。
→ 電王戦タッグマッチ 公式ページ
第2回の電王戦に出場したプロ棋士が、対戦したコンピュータと手を組んで、それぞれトーナメントで戦うという。
いわゆるアドバンスド将棋です。
前に記事にもしましたが、コンピュータ将棋の発展はこの方向に行くことは間違いないと思います。
というのも、人間VSコンピュータというのは、いずれコンピュータが格段に強くなって成り立たなくなるからです。
だからといって、コンピュータの存在をスルーして、従来からの人間同士の対局だけにするのは芸がない。ファンサービスにならない。
そこで、コンピュータを利用して、さらにプロ棋士が高みを目指すという流れ。
電王戦という棋戦は、こっちの方向で生き残っていくと思います。
そうなると、今月のタッグマッチが成功するかどうかは、電王戦の将来を占う重要なものになるはずです。
けっして余興的なイベントではなく、今後のコンピュータ将棋と将棋界の進路にかかわる重要イベントです。
中終盤の緊迫した場面で、コンピュータの示した手をプロ棋士が採用するかどうか。
なんか、すごい楽しみですね。