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40歳からの適応力


40歳からの適応力

自分は今30代中盤なので、もう40歳が見えています。

最近は心身ともに歳を取ったことを感じます。疲れやすくなったとか、無理が利かなくなったとか、集中力を維持できる時間が減ったとか、いろいろです。

30歳になったばかりの頃は、特に歳を感じることがありませんでした。20歳も30歳も変わらない印象でした。今になって急に歳を感じはじめています。おそらく40歳前後というのが、心身が下り坂になるターニングポイントなのでしょう。

ということで、40歳になってからの生き方に興味があり、羽生二冠の近著「40歳からの適応力」を読んでみました。

項目が細かく分かれていて、自己啓発書風になっています。

特に印象に残ったのは、「中年の危機」について語っていた部分です。
漠然とした不安とか、気分の低下です。
歳を取ると、そういうことがわりと多くなります。

そういうときは、戦争映画などで「地獄を見る」というようなことが書かれていました。
妙にリアルなノウハウで面白かった部分です。

そういえば、某著名ブロガーの方も、漠然とした将来不安が湧き上がった夜には、アウシュビッツ関連の本を読むと書いていました。

40歳を過ぎた壮年期に入ると、死を描いた作品に触れる機会が増えていくのかも知れません。

というのも、中年になると襲ってくる漠然とした不安感は、突き詰めると「死の意識」に起因していると思います。歳を取ると、自分の死(残り時間)を意識するようになるからです。

不安というのは、対象から目を離したときに発生するので、直視すると和らいでいきます。
映画などを通して「死」がリアルに描かれた世界に触れることで、死を避けるのではなくて直面することになり、死への不安感が消えていく。私はこういったメカニズムがあると思います。

古代ギリシャの時代から舞台芸術は悲劇モノが有名ですが、上記のような要請があったからこそジャンルとして主流になったのかも知れません。

人生80年と考えれば40歳というのはまだ半分ですが、「死の意識」への対処が切実になってくる時期と言えそうです。
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by clickshogi | 2012-08-06 20:36 | 将棋本レビュー | Comments(0)