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ネット将棋生活
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棋聖戦など、最近のタイトル戦の動きを4つ
最近のタイトル戦の動きをメモ。
棋聖、王位、王座の時期なので、すべて羽生三冠に関わっています。


■棋聖戦

一昨日7月17日の第84期棋聖戦、第4局。

羽生棋聖が勝利して、防衛に成功しました。
後手の羽生棋聖が主導権を握ったまま勝利。


■王位戦

7月10、11日に行われた第54期王位戦の第一局。

行方八段のタイトル初挑戦が話題になりました。今年度はA級復帰も果たしていますし、さらなる活躍が期待されています。

対局は羽生王位が勝利。
一直線のスリリングな将棋で、観戦していて面白い対局でした。

23,24日に第2局があります。


<今後のタイトル戦動向>

■王座戦

羽生王座への挑戦権を賭けた戦い。

7月22日に挑戦者決定戦があります。
郷田真隆9段 VS 中村太地6段。

中村6段が二度目のタイトル登場を果たすかどうか。

考えてみると、若手がタイトル戦に挑戦することが、ここ最近は少ないですね。

1990年代当時は、20代前半の棋士がタイトル戦を席巻していました。ここ数年は中村6段と豊島7段の2人だけです。

郷田9段などの羽生世代がバリバリの健在で、ちょっと年下の久保9段、行方8段、深浦9段など、あまりに分厚い層を形成しているからでしょう。(若手といえば、もちろん渡辺三冠や山崎7段が奮戦していますが)


■竜王戦

ビッグタイトルの竜王戦。
決勝トーナメントの挑戦者が絞られてきました。

7月19日に森内名人VS羽生三冠の準決勝。
勝ったほうが決勝に進むので、竜王挑戦に近づく重要な一局です。

名人以外のタイトルから遠ざかっていた森内名人が勝ち進むのか。

羽生三冠にとっては、強敵の森内名人に勝てば、竜王挑戦が見えてきます。

永世7冠のかかった羽生VS渡辺戦をもう一度観ることができるか。
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by clickshogi | 2013-07-19 02:08 | プロ将棋観戦 | Comments(0)
渡辺三冠の将棋観が冴える
棋聖戦の第3局。

先ほど、羽生三冠の投了しました。
非常に印象深い一局でした。

91手目。



先手、羽生三冠の2二歩。
同玉だと4二飛車で王手金取りになってしまう。
放置しても2一とで詰めろになる。

羽生三冠が繰り出した妙手です。

控え室やニコニコ解説では、6四香打ちといった手が検討されていました。
切り合いに出て、難解な攻防になるだろうと予想されていたのです。

しかし、渡辺三冠が選んだ手は、なんと同玉。
あえて、王手金取りの飛車を打たせるという。

そして、数手後にはこうなりました。↓



・先手は竜を作って、
・金をとって、
・相手に金を使わせて、
・しかも先手玉の上部が手厚くなった。

ニコニコ解説の先崎学八段は「この局面は第一感で先手が勝ちになりました」との発言。

先崎八段はドラマチックに断言するタイプなので、割り引いて聞くべきかも知れませんが(笑
だからこそ、先崎八段の解説は人気があります。

ともかく、先手にとって思い通りの局面となり、渡辺三冠はあえて飛び込んだことになります。

しかし、意外にも後手を寄せるのは大変で、後手に大量の駒を渡すことになり、終盤で一気に逆転となりました。

いやー。将棋はわからないものです。

終盤に先手はもっと上手い差し回しがあったかも知れません。なので、「2二歩に同玉」という後手の手が本当に正しい選択だったかどうかはわかりません。

いずれにしても、渡辺三冠の将棋センスは独特なものがある気がします。
他の棋士では、2二歩を同玉と取れないのでは?

渡辺三冠は形勢が不利になってもあまり気にしない、というか。
「まあ、しょうがないな」みたいな達観した感じを受けます。

勝つための大局観というより、将棋そのものをどう考えるかという将棋観の話だと思います。
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by clickshogi | 2013-07-06 20:06 | プロ将棋観戦 | Comments(0)