ブログトップ
ネット将棋生活
ネット将棋とSOHO生活。将棋倶楽部24は卒業
<   2012年 11月 ( 14 )   > この月の画像一覧
電子書籍に将棋の本がない件
今年になって、電子書籍がずいぶん話題に上ることが多くなってきました。

楽天でkoboが発売されたり、ド本命のアマゾンではついにKindleストアがオープン。

これからは電子書籍が増えていくだろうなと漠然と思っています。
スマートフォンの普及といった要因も後押しになるでしょう。

昨年の2011年が電子書籍元年だったそうですが、特に何もなかったような・・・

ところで、楽天koboやアマゾンKindleストアで、「将棋」で検索してみました。

すると、菊池寛の「将棋」のような無料コンテンツがいくつかあるばかりで、他にこれといったものがありません。唯一、羽生さんの「決断力」がKindleストアにあるくらい。

詰将棋の本とか、棋書とか、将棋関連のエッセイとか、まったくありませんでした。

電子書籍ははじまったばかりだから、ということもあるでしょうが、ちょっと残念です。

漫画や小説といったジャンルはたくさんありました。
若い人をターゲットにしたものが電子書籍になる傾向があるようですね。

ということは、1年後になっても、将棋本はたいして増えていない予感がする(笑
[PR]
by clickshogi | 2012-11-30 19:43 | 将棋お役立ち情報 | Comments(0)
渡辺竜王の強さが光る
先ほど、竜王戦の第5局が終わって、渡辺竜王が勝利。
竜王というビッグタイトルで9連覇の偉業を達成しました。

後手の渡辺竜王が押していた将棋でしたが、丸山九段も受けと攻めを丁寧に指し分けて、最後の最後で情勢が混沌とした大熱戦でした。

最後、両者1分将棋の段階。
後手の渡辺竜王が攻めに手数をかけると一気に逆転になる緊迫の場面。



後手は緩手を指すと逆転負けの模様。先手が上部に逃げればつかまらないし、手数をかけると後手玉が危ない。
そこで、竜王の一手は・・・。

「次の一手」の問題になりそうな、すごい手がありました。



1九角成。
素人の私から見ると、「えっ。大丈夫なの?」と思いましたが、これを見た丸山九段はすぐに頭を抱えてたそうです。負けを直感したのかも知れません。

棋譜解説の感想戦にもありましたが、この局面で同飛とすると、6八歩に利いていた飛車がずれちゃうんですね。すると一気に形勢が傾いちゃうわけです。同飛の後は、△7七金▲5七玉△6八角成▲4八玉△3六銀。



先手の攻め駒として要だった桂馬を取りながら、玉に迫った形。先手の攻め駒が整理されて後手玉が安全になり、先手玉の入玉も消えて、しかも後手は質駒の銀をいつでも取れるから攻めが切れない、というトリプルパンチ。

ということで、同飛と取れない丸山九段は4五香と銀を取って攻めましたが、後手玉は詰まない形で投了と相成りました。

今回の竜王戦シリーズは、渡辺竜王の強さを印象付ける戦いでした。
[PR]
by clickshogi | 2012-11-29 22:11 | プロ将棋観戦 | Comments(0)
将棋の定跡を映像(動画)で学ぶ方法
将棋の定跡を学びたいけど、棋書を読んでコツコツ勉強するのが苦手。
そういう人は結構多いと思います。

特に疲れているときは、本で勉強する気にならないもんです。

その場合、映像で勉強するのが一番です。
ぼんやり見るだけなので気晴らし感覚でも勉強できます。

<映像で将棋を勉強する方法>

NHK : 将棋フォーカス
NHK杯の前番組。3ヶ月ごとに講師の棋士が1つのテーマを解説します。

囲碁将棋チャンネル : 将棋講座の一覧
まさに定跡講座。番組数も多くて勉強になります。
視聴するためにはスカパーとかCATVに加入する必要があります。

ハードディスク録画をもっている人は貯めておきましょう。各種の戦法が紹介されているので、将来的に見たくなるかも知れません。


名人戦・竜王戦など、タイトル戦の動画解説
NHKとかニコニコ放送の棋戦中継。
進行中の実践譜を元にして、定跡の勉強ができます。

NHKでは、3月のA級順位戦一斉対局も中継されます。
ニコニコでは、名人・竜王以外のタイトル戦も中継されることがあります。



上記の3つが基本ですが、個別に購入できるものはないかと探してみました。

すると囲碁将棋チャンネルのサイトで、将棋講座のDVDが発売されていました。

囲碁将棋チャンネル-ショッピング-将棋

山崎隆之「△8五飛戦法はこわくない!」
豊川孝弘「寄せのコツ(必死)」
飯島栄治「対振り 飯島式引き角の極意」

などなど。12テーマ前後ありました。

ただし、このDVDは「4weekDVD」というシステムのようで、買ってからネット経由で登録して、4週間だけ視聴できるそうです。

おそらく、中古で流通させないためのシステムでしょう。ちょっとセコイシステムだなーとは思いましたが、260分で1050円という低価格なのでOKです。

たしかに、この将棋講座DVDは一度見てしまえば、後々になって何度も見ない気もします。
本なら必要な部分をパラッと見直すことがあるかも知れませんが、260分のDVDを見直すことは無さそうです。


2年くらい前は、アマゾンでもこのDVDが販売されていて、このブログでも以前紹介しました。
今はアマゾンでは販売中止になっているようなので、囲碁将棋チャンネルのサイトで購入することになります。

難点をいえば、講座の種類が少ないことでしょうか。
囲碁将棋チャンネルには膨大な将棋講座のコンテンツがあるはずなので、過去の講座を直販してほしいところです。
[PR]
by clickshogi | 2012-11-28 19:45 | 将棋お役立ち情報 | Comments(0)
菊池寛の将棋上達法
文学者の菊池寛は、麻雀や競馬に熱中した趣味人として知られていますが、将棋にも関心をもっていたようです。

「将棋」という随筆が残っていて、青空文庫で読むことができます。
菊池寛の「将棋」(無料)

この中で、自身の将棋歴を振り返りながら、上達法を述べています。

---
将棋の上達方法は、誰人も聴きたいところであらうと思ふが、結局盤数を指すのが一番だと思ふ。ことに、自分より二枚位強い人に、二枚から指し、飛香、飛、角、香と上つて行くのが、一番たしかな上達方法だと思ふ。
---

つまり、「強い人との駒落ち対局」が一番たしかな上達法だということです。

「二枚位強い人」というのは、飛車角の2枚落ちで対局するくらい実力差が開いている人です。
飛車と角を落として対等ということは、将棋倶楽部24のレーティングでいえば600くらい上の人になるでしょうか。

そういう人と数多く指して、自分の実力が上がるたびに「飛車香車落ち」「飛車落ち」「角落ち」「香車落ち」と落とす駒を弱くしていく。

強い人からマンツーマン指導を受けているようなものですから、強くなって当然ですね。
駒落ちにすれば中盤くらいまでは局面に差がつかない状態にできるので、なおさら上達が早くなります。


ちなみに、上記の随筆には、定跡の大切さとか対局の心構えについても書かれています。

特に定跡については「定跡を知らないで上手と指すことは、下駄履きで、日本アルプスへ登るやうなつまらない労力の浪費である。」とまで言い切っています。

定跡を勉強しないで将棋を指すのは、「つまらない労力の浪費」・・・・
ズシリと突き刺さる言葉です。
[PR]
by clickshogi | 2012-11-26 22:56 | ネット将棋に強くなるには | Comments(0)
指導対局には4つの方法がある
昔から、指導対局は将棋の上達に有効だとされてきました。

自分より高い棋力をもっている人と対局する。
できれば感想戦をしてもらって、間違った手を指摘してもらったり、その後の変化を一緒に考えたり、大局観を学ぶ。

駒落ち対局にすることもありますが、こうすれば局面を接戦にできるので、学べることも増えてくることでしょう。自分と同じ棋力の人たちと漫然と対局を重ねるよりも明らかに上達します。

とは言っても、指導対局なんて誰に頼めばいいのかわからないと思います。

そこで、擬似的な指導対局を含めて、いくつかの方法を考えてみました。


1.将棋倶楽部24でレーティングが200以上高い人に挑戦する

レーティングが離れると対局が成立しませんが、しつこく多くの人に挑戦し続けると、まれに成立します。200程度の差なら、20回挑戦すれば1回くらいは成立すると思います。

感想戦をしてもらえなくても、自分より強い人と対局するだけで多くのことを学ぶことができます。
私自身、忘れられない対局に書いたように、これによって将棋の質が大きく変わりました。


2.将棋ソフトを使う

現在の将棋ソフトの実力は、市販のものでもレーティング2800以上だとされています。将棋倶楽部24ではなかなか強い人と対局してもらえないので、将棋ソフトなら強い相手と好きなだけ対局することができます。

単に対局するだけなら、フリーソフトのボナンザでもいいかも知れません。

ただし、市販の将棋ソフトを使うと、局面判定や定跡の指導など、多くの機能がついています。激指 定跡道場3など。


3.将棋道場に通う

人に教えてもらうなら、街の将棋道場に行くのが昔からの定番です。大きな道場なら気持ちよく指導してくれる人がいるかも知れません。プロ棋士が所属する道場も多いです。

その他にも、将棋クラブがある学校や会社に所属している人は、顔を出してみると良いでしょう。


4.ネットの指導対局

ネットを通じてプロ棋士に指導してもらうサービスもはじまっています。将棋連盟が主催している日本将棋ネットワークの指導対局が有名。無料だったり、1回千円程度のお金がかかります。名人経験者も指導してくれることがあります。(月額費用は別にかかります)
プロ棋士と対局できることを思えば費用は安いので、これは将棋連盟のファンサービスですね。

上記のサイトのほかにも、プロ棋士や指導棋士が個人的にサイトを開設してサービスを提供していることがあります。


ということで、まとめ。
・気軽にできるのは、1と2。
・本格的に上達を目指すなら、3。
・上達に加えて、モチベーションアップと話のネタ作りにもなるのは、4。

昔は3の将棋道場しかなかったわけですから、恵まれた時代になったものです。


漫画の売れ筋ランキング!(最新版)

将棋本の売れ筋ランキング!(最新版)



[PR]
by clickshogi | 2012-11-25 00:43 | ネット将棋に強くなるには | Comments(0)
角交換シリーズも佳境
一昨日の竜王戦第4局は、丸山九段の勝利。
8筋の銀を攻める好手が光っていました。

それにしても、昨年の24期竜王戦と今期の25期竜王戦は、すべて戦形が同じ。

角換わり腰掛銀と一手損角換わりが交互に現れてきました。
第5局もそうなるでしょうから、10局続くことになります。

観戦しているファンにとっては、同じ戦形の解説を何度も聞くことになるので、定跡の勉強になります。

将棋倶楽部24で、「一手損角換わりVS早繰り銀」の対局レベルが一気に上がっているのでは?

もともとアマチュアでは選択されることが少ない戦形なので、このシリーズは将棋ファンの視野を広げるのに一役買っていると思います。
[PR]
by clickshogi | 2012-11-23 15:53 | プロ将棋観戦 | Comments(0)
棋譜は保存しておくべきだった
ちょっと後悔していることがあります。
将棋倶楽部24で指した自分の棋譜を保存しておくべきでした。

ネット将棋というのは早指しで大量に指すことが多いので、私自身は雑な将棋が多かったということもあり、棋譜を残しておこうなんて考えませんでした。

後になって見直すとは思わなかったので、棋譜を1局も残していません。

しかし、今になって、5年前・10年前の自分はどんな将棋を指していたのだろうかと知りたくなります。もし棋譜が残っていれば自分の成長を実感できたのに、と。

格上の相手に勝ってテンションがあがった棋譜とか、感想戦をして学びがあった棋譜など、自分なりの将棋の歴史を振り返りたくなります。

全部の棋譜でなくてもいいので、残したい棋譜だけでも保存しておくべきでした。

それもこれも、棋譜を残すなんて簡単だからです。

1.対局ウィンドウの「棋譜」ボタンをクリックして、全選択コピー。
2.それをエバーノートに貼り付け。

所要時間は5秒くらい。
なんの手間でもありません。

エバーノートに置いておけば、いつでもKifu for winから再現できます。
クラウドなので、PC買い替えとか引越しのときも、データ移動の手間がありません。

これほど保存が簡単な時代になったわけですね。

※数ヶ月前の棋譜なら、将棋倶楽部24の棋譜検索に残っているので、まとめて保存する手もあります。ただ、たくさんの作業を一度にやるのは、かえって面倒に感じるかも。対局が終わった直後にコピペして残したほうが楽だと思います。

せっかく将棋を指すなら、棋譜は絶対に残しておいた方がいいと思います。
[PR]
by clickshogi | 2012-11-20 08:00 | 将棋コラム | Comments(0)
将棋日本シリーズは久保九段が羽生三冠を破る
先ほど、将棋日本シリーズJTプロ公式戦の決勝が終わりました。
三連覇を狙う羽生三冠と初優勝を狙う久保九段の対局。

久保九段は先手のゴキゲン中飛車。
迎え撃つ羽生三冠は角交換から超速銀の後、変則矢倉。

先手の久保九段は、9筋にあった銀が課題に。
遊び駒になったら万事休すのところ、徐々に戦線に移動して、最後はその銀が攻めの決め手となって勝利しました。

先手は角が攻めに利かない形となったので、一時は後手有利のようにも思えましたが、堅守の銀冠も手伝って、銀の活用が間に合いました。

棋譜はこちら

久保九段は、前期にはタイトル失冠と順位戦降級が重なって、勝率が下がっていました。
一時は「ゴキゲン中飛車限界説」までささやかれましたが、今回は羽生三冠を相手に見事な勝利を収めました。

早指しなので、棋譜解説がどうしても間に合わず、素人の私としては観戦していて解説が欲しい場面が多かったです。それはしょうがないことですが。
ともかく、白熱した対局でした。
[PR]
by clickshogi | 2012-11-18 18:56 | プロ将棋観戦 | Comments(0)
賭け将棋の世界を垣間見る
賭け将棋をテーマにした短編の漫画があります。
作者は、「課長島耕作」とか「人間交差点」で著名な弘兼憲史氏。

読んだのは10年位前ですが、かなり強烈な印象が残っています。
この短編は以下の文庫本の中に収録されています。

弘兼憲史短編集 (2) (講談社漫画文庫)

簡単にあらすじを紹介します。(読んだのは昔なので、細部に若干の違いがあるかも知れません)


-----


時代設定は、1960年代の後半(昭和40年代)でしょうか。
主人公は、妻子と家のローンを抱えた普通のサラリーマン。
将棋の腕に覚えがあり、たびたび賭け将棋が開かれる一室(賭場)に出入りして小遣いを稼いでいた。

賭け将棋の主催者も参加者も見た目はヤクザではなく、ごく普通の中年たち。(雀荘を高レート化したマンション麻雀のようなイメージです)

賭け将棋のシステムは、低い賭け金からはじまって、両者の合意があれば一手ごとに掛け金がつり上がっていく方式。(実力差が大きい場合は、低い掛け金のまま勝負を終えることができる)

主人公はいつものようにそこそこ稼いだ後で、次の相手を求める。
そこで、同じように勝ち頭の男をみつけて勝負することに。
相手は冴えない平凡なサラリーマン風。


<ここから先、ネタバレになります。漫画で読みたい人は見ないで>


将棋は中盤まで進んで、主人公のペース。相手の実力はそれほどたいしたものではなかった。
主人公はもっと稼ぐために掛け金を吊り上げていく。相手もなぜか同意し続ける。

終盤に至って、賭け額は跳ね上がっていった。
賭場にいる人間はすべてこの一局に注目している。

最後の最後、掛け金が尋常じゃない額になったとき、相手のメガネがキラリと光る。
主人公優勢のはずだったが、実は気づきにくい負け筋が残っていた。
相手は掛け金を吊り上げるために、最初から最後まで、主人公を手玉にとっていたのだった。
もしかしたら相手はプロ棋士崩れではないか・・・

サラリーマンの主人公は尋常ではない借金を背負うことになる。
もちろん、こんな遊びをしていることは家族は知らない。
主人公はふっきれた顔で何事もなかったかのように家族の元に帰っていく。


-----


、、、といった話です。

妻子のいる平凡な日常と薄暗い賭場のヒリツク感覚が、みごとなコントラストになっていました。
手慣れた遊びだったはずが、掛け金がつり上がることで後戻りのできない蟻地獄へと変わっていく。
そして、自分を追い込んだ相手がどこまでも凡庸な外見の男というのも、将棋の怖さがにじみ出ています。

この作品で興味深いのは、賭け将棋が一般だった時代の空気を感じることができる部分です。
実際にあった賭け将棋の世界に近いかどうかは、私にはわかりませんが。

ただ、いわゆる「賭け将棋」のイメージよりも現実に近いような気がしました。

賭け将棋といえば戦後の「真剣師」が思い浮かぶわけですが、「和服のアウトロー」といったイメージが根強いと思います。

しかし、現実の賭け将棋は、この漫画に描かれているようなもので、もしかしたら麻雀と近い雰囲気だったのかも知れません。スーツを着た普通のサラリーマンたちが小遣い稼ぎでやっている、ちょっとだけアンダーグラウンドの遊びだったのかも。
[PR]
by clickshogi | 2012-11-17 20:26 | 将棋本レビュー | Comments(0)
指さなくても棋力は落ちない
ネット将棋を休止して4ヵ月ちょっと立ちました。

ネットで対局をしていないだけなので、将棋自体には触れていました。このブログに書いてきたようにプロ将棋の観戦は行っています。

自己流を捨てる」の記事で書いたことですが、やみくもに対局するよりもプロ将棋を観戦していた方が勉強になります。

棋力はまったく落ちていないどころか、もしかしたら上がっているかも、なんて考えています。

実践抜きでも上達するというのは、もちろん、私自身のレベルの話です。
プロ棋士とか上位アマチュアについては、わかりません。

ということで、お正月になったらネット将棋を解禁するので、そのときが楽しみです。
三が日で30局くらいまとめて指してみたいと思っています。
[PR]
by clickshogi | 2012-11-15 21:48 | ネット将棋日記 | Comments(0)