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ネット将棋生活
ネット将棋とSOHO生活。将棋倶楽部24は卒業
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王位戦が熱い
昨日、王位戦の白組プレーオフがありました。
羽生名人と村山慈明五段との対局で、羽生名人がさすがの勝負強さを見せて勝利しました。

村山五段は白組のリーグで勝ち星が先行していたので、25日水曜の段階で羽生名人に勝てば白組優勝でした。しかし、そこで優勢の将棋を落としてしまい、羽生名人との2連続対局となるプレーオフ。
そして、昨日の惜敗となりました。

羽生名人に2連敗したことで挑戦者決定戦に出場できなくなり、王位タイトルの大きなチャンスを逃したことになります。こうなると羽生名人にたいして、苦手意識のようなものが発生するかも知れません。
それを超えていけるかどうかが、今後の村山五段の見どころになりそうですね。

プロ棋士の対局は人間同士の闘いということで、勝負の心理的な綾を垣間見ることができます。
たとえば、羽生名人は渡辺竜王を苦手としているとささやかれています。
特に、伝説となった08年の竜王戦で、「3連勝4連敗」によって永世7冠を逃してから顕著だと思います。

このような重大な記憶が現在に影響しないはずがありません。
過去の記憶から自由になろうとする戦いは、どんな人にとっても重大なテーマといえるでしょう。

羽生VS渡辺戦がとりわけ面白いのは、実力伯仲のトップ棋士の戦いだからというだけでなく、過去の因縁が含まれているからだと思います。

プロの対局は観戦者を熱くさせるものだと改めて思います。


ところで、王位戦の挑戦者決定戦は、羽生名人VS藤井九段。
これも楽しみです。
藤井九段は昨年の王座戦における3連完敗の過去を持ちながらも、羽生名人に全力でぶつかっていくはずです。
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by clickshogi | 2011-05-29 16:08 | プロ将棋観戦 | Comments(0)
将棋ソフトのponanzaが将棋倶楽部24で最高レーティング
ネット将棋の界隈で、ここ数日間にわたって話題を独占しているのがponanza(ポナンザ)ですね。
将棋倶楽部24の最高レーティングをソフトのponanzaが達成しました。

知らない人のために簡単に流れをまとめてみます。

・ponanzaは、東大の山本一成氏が開発した将棋ソフト。山本さんは「将棋世界」で「コンピュータは七冠の夢を見るか?」の執筆もしていた方です。

・今月の5月3~5日に第21回コンピュータ将棋選手権がありましたが、pozanzaは5位という好成績をおさめました。

・その後、5月10日から、将棋倶楽部24の公認のもとで、ソフト対局が開始。

・勝率9割以上の圧倒的な強さで勝ち星を重ねて、5月14日にとうとう将棋倶楽部24の最高レーティング(3211点)を達成しました。

将棋倶楽部24での対局はかなり注目されていて、午前0時をまわった深夜でも700人以上の観戦者が出ていたほどです。
最高レーティングを達成した後には、「将棋は終わった」「人類は負けた」などという悲鳴のような書き込みが2chであったりして、かなり話題になりました。


ちなみに、24レーティングの3200点というのはどのくらいの強さかというと、4年ほど前になりますが、プロ棋士の片上大輔さんがブログで「24レーティングの2800点といったら僕より上だ」と書いていました。(→daichan's opinion

つまり、24レーティングの2800点以上というのはプロ棋士レベルの世界なんですね。
そして3200点といえばプロ棋士のトップレベルといって間違いないと思います。


ただ、考えてみると、今回ponanzaが最高レーティングをとったことが意外なことか?と聞かれれば、「いや、順当でしょう」という答えしかありえないと思います。

2006年にボナンザが渡辺竜王と対戦して、竜王が勝ったものの実力は伯仲しているとされました。すでに5年前の時点で、コンピュータ将棋はトップ棋士レベルだったわけですね。その後の5年間でソフトは格段に強くなっていますので、ソフト最強クラスのponanzaがネット将棋のトップに君臨しても驚きはありません。

ちなみに、今年のコンピュータ将棋選手権で、ponanzaより強いソフトが4つあることについても注目に値します。(1位ボンクラーズ、2位Bonanza(ボナンザ)、3位習甦、4位激指)


ただ、将棋ソフトは強いのは当然だとしても、今回のように明確な結果が出ると衝撃はあります。
コンピュータ将棋はそろそろプロ棋士を超えたであろうということは、おそらくみんなが知っていることですが、対局がありませんので「たぶん」という仮定にとどまっていました。

今回、将棋倶楽部24でトップになったことで、個々のプロ棋士に勝ったという証拠ではありませんが、水準としてはプロ棋士より強いということが証明されたといえます。だって、24レーティングの3000点以上(プロ棋士のトップレベル)で勝率が9割以上なんですよ。


ちょっと感じたことですが、ここ数日のネット将棋界の騒ぎをみると、仮に羽生名人や渡辺竜王がソフトに敗れたりしたら、日本中が大騒ぎになりそうです。誰もが薄々気づいていることでも、結果として示されると衝撃は大きいということがわかりました。将棋好きの子供たちは、プロ棋士ではなくてプログラマーを目指すようになるかも知れません。

ただし、将棋界の衰退だけは避けてほしいです。プロ将棋界とコンピュータ将棋界の両方に発展してほしいですね。米長会長の辣腕に期待します(笑。


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by clickshogi | 2011-05-16 02:12 | 将棋ソフト | Comments(2)
追い詰められた羽生名人から何が飛び出すか
名人戦第3局は森内九段の快勝でした。

第2局、第3局は、中盤で差がついてしまった感じで、ちょっと残念な印象があります。
羽生名人には終盤の粘り強さがあって、どんなマジックが飛び出すかわからない。そこで解説者の方々は、「けっこう差がついちゃってるな」と思っても、毒舌を抑えているようです。しかし、相手は鉄板流の森内九段ですから、逆転につながりそうな気配がほとんどありません。

これで羽生名人から見て0-3ですが、むしろ第4局が楽しみになりました。
羽生名人が先手番というのも大きいです。
局面を主導できるのは先手番ですから、羽生名人がどういった戦法を選んでくるのか。
あの羽生名人がこのまま終わるはずがありません。
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by clickshogi | 2011-05-12 03:09 | プロ将棋観戦 | Comments(0)
5手詰将棋
将棋倶楽部24でレーティングが伸び悩んでいます。
3段の下の方が定位置になっていて、4段に上がれなくなってしまっています。

実戦を繰り返しても不毛感が出てきましたので、しばらくネット将棋は止めることにしました。
その代わりに詰将棋を1冊こなすことにしました。
以前も詰将棋を繰り返したら4段に上がれましたので、実力を上げたいなら詰将棋が一番だと思っています。

高橋道雄九段の5手詰将棋をやっています。

5手詰めだけを202題収録。実戦に近い形というのがテーマで、美濃囲いや矢倉といった囲いの痕跡を残した詰将棋となっています。5手詰ハンドブックとほとんど同じコンセプトの本といえるでしょう。

読み始めて思ったのは、あまり難しくないということです。
まだ途中ですが、ほとんどが1分以内に解ける問題でした。

自由に駒を配置して作成するなら、5手詰といえども難しい問題はいくらでも可能だと思います。本書は実戦の終盤の近いというシバリがありますので、どうしてもやさしい問題の方が多くなってしまうようです。これはしょうがないですね。

ただし、「1分以内に解ける」といっても、ネット将棋の早指は1手30秒なので、もし実戦だったら詰みを逃していたような気がします。詰将棋として出されれば、必ず詰ませられる前提で考えますが、実戦ではその前提を持てないのもあります。1手30秒というのは、反射神経の将棋なんだなとつくづく思います。

本書で終盤の詰み筋パターンを数多く練習することは役立ちそうです。
とりあえず、本書を3回通読するまで、ネット将棋はやらないことにします。
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by clickshogi | 2011-05-04 02:30 | 将棋本レビュー | Comments(0)