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ネット将棋とSOHO生活。将棋倶楽部24は卒業
今後のコンピュータ将棋対局に一抹の不安
先週土曜日の「塚田九段 VS puella α」の対局は、いろいろと反響が大きいですね。
特異な一局だったことは間違いないです。

前回の記事に書いたように、塚田九段の執念に感銘を受けました。

一方で、コンピュータの弱点に期待したイレギュラーな内容だったことも事実です。

puella αの開発者である伊藤さんのブログも話題になっています。

第2回電王戦

アンチコンピュータ戦略、それに対するアンチ・アンチコンピュータ戦略、…とやっていくと、どんどん将棋としてはつまらなくなっていくような気もします。」という一文が印象深いです。

コメントのコメント

入玉対策について
「こっちも限られた時間とリソースの中でやりくりしてるわけですよ。何でもかんでもできるわけではない。「最小のコストで、最大限の効果を目指す」が当然だと思ってます。
と語られています。

いや、本当に、これからのコンピュータ将棋はどうなっていくのでしょうか。

相手に弱点があるなら、そこをついていくのは当然です。
それはやらなきゃ勝負じゃない。

しかし、その結果、将棋の内容が貧相になっていく懸念があります。
イレギュラー的な将棋が増えていくことでしょう。

米長前会長は、インタビュー映像の中で、「プロ棋士が見栄をもたずに、コンピュータをしっかり研究して対策すれば勝てる」というようなことを語っていました。

つまり、将棋の内容より、とことん勝負にこだわれと。
第1回電王戦もそういう一局でしたね。
最初から入玉狙いの泥沼流でした。

しかし、結果として、人間同士だったらありえないイレギュラー将棋ばかりになるのは、やはりファンとしては残念です。

ということで、コンピュータ将棋側に弱点をなくしていただくより他に方法がないんです。

しかし、開発者の方々は、「限られたリソースでやっているので・・・」とおっしゃる。

うーん。どうしたものでしょうか。
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by clickshogi | 2013-04-17 07:55 | 将棋ソフト | Comments(4)
Commented by ぺこりん at 2013-04-17 22:19 x
コンピュータが負けても何のリスクもありませんが、現役棋士が負けると大きな痛手をおいます。なので、棋士が内容よりも結果にこだわるのは当然です。コンピューターが入玉対策するしかないでしょう。
Commented by clickshogi at 2013-04-19 07:39
その通りだと思います。対局者がお互いに結果にこだわって勝ちにいくのが勝負なので。今回の塚田九段の作戦を責めることはできないですね。第4局がイレギュラーな将棋になってしまったのは、コンピュータ側に明白な弱点があるのが原因です。将棋の内容をよくするためにも、コンピュータ側にさらなる進歩を期待しています。
Commented by Britty at 2013-04-19 14:47 x
伊藤さんのブログからきました。私も将棋ファンですが、将棋ファンの期待に、ファンが直接間接に経済的に支えている棋士ではなく、手弁当のボランティアが多いコンピュータ将棋開発者が応えるべきだというのは論理がねじれている気がします。少なくともファンは開発者に要求を出すべき立場にはいません。開発費用を出しているわけでも環境を提供しているわけでもないのですから。
またプロの対戦でも負ければリスクになるはずですが、そこでは棋譜の美しさをより高次の基準として要求し、コンピュータに対しては棋譜を汚してでも勝てばよい、それがいやならコンピュータ将棋開発者が対応せよ、というのはファンの傲慢であり二重基準ではないでしょうか。開発者は個々の関心から研究や開発を行っているのであって、必ずしも将棋ファン一般の期待に応えることはその目的に含まれないように思いますが、いかが。
Commented by clickshogi at 2013-04-20 21:42
もちろん、一介の将棋ファンに過ぎないので、開発者の方々に要求できる立場ではありません。ちょっと押し付けがましく書いてしまったかも知れませんね。気持ちとしては、要求ではなく、ぼやきというか、不安の表明のつもりでした。「コンピュータに弱点があるかぎり、そこをついたイレギュラーな将棋になり続ける。どうしたものか」という。

あと、プロ棋士にたいして、「美しい棋譜のために相手の弱点をつくな」という要求もできないと思います。勝負ですからルール内のことはやっていいわけで、プロ棋士は純粋に勝つ努力をするだけです。負ける戦略をとったプロ棋士を批判することはファンとしてありえますが、勝つための(負けないための)戦略をとったプロ棋士を批判することはできません。

ということで、やっぱり、この現状を打開するのは、「コンピュータ側にわかりやすい弱点をなくしていただくしかない」という結論にしかならないんです。もちろん、「その弱点をなくせ」とは要求できませんが、「どうしたものか」という残念な気持ちは表明したいです。
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