対局が終わると、「ずいぶん深く集中していたんだなあ」と驚くことがあります。
日常の生活でここまで集中することはほとんどないです。
改めて考えてみると、不思議なことではないでしょうか。
ご存知の方もいると思いますが、これを「フロー」というらしいですね。行為に没入して、深く集中している状態のことです。ロッククライミング、将棋、楽器の演奏などで頻繁に見られる現象です。
何も考えず、行為に没入して、自我忘却する。日常の悩みや雑念が消え去っているので、幸せな状態といえます。
最近、「どうすれば仕事でこのフローの状態を手に入れることができるか」ということをしきりに考えています。
それが可能になったら、仕事が最高に楽しくなることでしょう。
フロー状態に入る条件として、以下の3点が重要だとされます。
・スキルとチャレンジのバランスがとれている。(簡単で退屈することもなく、難解でストレスをためることもない)。
・目的が明白に決まっている。
・たえずフィードバックがある。
この3点を仕事にも意識的に取り入れています。難易度のバランスに注意して、目的を細分化して明白にする。そして、一つ一つのタスクについてモデルを設定して、モデルとの差をフィードバックにします。
こういった工夫はやっていますが、将棋のようなフローにはなかなかたどり着けません。他にも必要なことがありそうです。
フローについては、以下の本があります。