将棋大会に出場する子供は、ここ10年で10倍になったそうです。
今、将棋人気が高まっているとか。
将棋のもっている魅力云々という話をテレビでしていましたが、将棋が見直されている理由は、「ネット将棋の普及」に尽きると思います。
私自身の経験ですが、小学生の頃、将棋に夢中になっても、すぐに縁遠くなりました。
なぜか? 対戦相手がいないからです。
友達たちより強くなってしまったので、弱い相手と対局してもつまらない。友人たちから見れば、何度やっても勝てそうにないからつまらない。自然と将棋で遊ぶことがなくなっていきました。
将棋を覚える→夢中になる→強くなる→対戦相手がいない→将棋よ、さようなら。
このパターンは、多くの子供たちが経験していたと思います。
街の将棋道場に通う方法もありますが、いかにも敷居が高いので、親御さんが将棋に熱心な家庭じゃないと無理でしょう。
対戦相手がいないというのは、囲碁や将棋の泣き所だったんですね。
昔は「対局に飢える」というのが当たり前でした。
現代ではネット将棋があります。いつでも対戦相手がいるわけですから、将棋人気が昔より高まっても不思議はないと思います。