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ネット将棋生活
ネット将棋とSOHO生活。将棋倶楽部24は卒業
谷川前会長の心労の中身
将棋ソフト疑惑の騒動の責任を取る形で、谷川会長が辞任しました。

新会長には佐藤康光九段が就任し、難しい時期のかじ取りを行うことになります。

谷川前会長が辞任したのは、単に責任を取るだけでなく、体調不良もあるようです。

昨年末から体調を崩し、現在は入院されているようです。

心労が重なったことは想像に難くありませんが、「心労」の中身は何か?という点が重要かもしれません。

単に、将棋界の信頼を損なったこと、騒動の対応に追われたことだけでしょうか。

もしかしたら、「三浦九段が実は冤罪だったのではないか」という迷いの中に、心労の原因があるのかも知れません。

不正を行った人を処罰するなら心労はありませんが、不正を行わなかった(かも知れない)人を処罰したとなると、責任者に心労が蓄積するはずです。

あくまで想像ですが、谷川前会長の中で「もしかしたら冤罪だったのでは?」という気持ちがふくらんでいくごとに体調が悪化したように思います。

「疑わしきは罰せず」というのは、冤罪を避けるためなのはもちろんですが、統治者の心の健康のために必要なのかも知れません。
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# by clickshogi | 2017-02-09 15:02 | プロ将棋観戦 | Comments(0)
三浦九段のソフト不正疑惑が決着?
三浦九段のソフト不正疑惑のニュースがありました。

日本将棋連盟が設けた第三者の調査委員会が「不正の証拠はない」という結論に達しました。三浦九段のスマホを調べても不正の痕跡はなかったとか。

それを受けて、日本将棋連盟の谷川九段が三浦九段に謝罪する内容の会見をしました。三浦九段は会見で「元に戻してほしい」と訴えました。

話題になっていた「将棋ソフトとの指し手一致率」については、バラツキがあるので証拠にならないとのこと。

うーん。たしかに終盤に入れば一致しても不思議はないし、「何%一致すれば黒」という線引きができない。証拠として採用するのは無理でしょう。

以下の2点の疑問が残りました。

三浦九段が一手ごとの離席を繰り返したという話がある。これについての事実関係と理由。

もし事実であれば納得のいく説明がほしいところ。事実でないなら、この話がどこから出たのか調査する必要があります。

もう1つ。そもそもスマホを解析して証拠がないことの具体的な説明。

遠隔操作のアプリを入れたら、アンインストールしても痕跡は残りそうだけど、このあたりの詳しい報告がありません。スマホやPCの痕跡は残るものなのか、消せるものなのか。調べることでどこまでわかるのか。この点の技術的な解説がない。

そもそも提出されたスマホが疑惑の対局日と同一のものか?という点から調べたのかどうかを説明していない。

第三者の調査委員会というのがどの程度の調査能力があるのかまったく不明です。だから妙なモヤモヤがある。

もちろん、まったくの冤罪である可能性もあるので、疑った目で見るのは間違っていると思うけど。

明確な証拠がない状態で、「やったに違いない」という空気が将棋界にあったわけです。冤罪はそうやって生まれるのかもしれない

疑わしきは罰せずの原則を守るようにしたいものです。(当ブログでも、完全中立とは言い切れない記述があったので反省しています)

確実に言えるのはひとつ。不正ができないシステムを作っていくことが大切だということ。

あと、奨励会も徹底した不正対策が必要ですね。10代の若い時期ほど、ITに詳しい人も多いし、若気の至りで一線を越えてしまうケースが多い。むしろ不正防止は奨励会の方を重点的にやった方がいいかもしれません。


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# by clickshogi | 2016-12-27 22:46 | プロ将棋観戦 | Comments(0)
竜王戦が盛り上がる
渡辺竜王に丸山九段が挑戦している竜王戦は、勝ち星が3勝で並びました。次が決戦です。

三浦九段の出場停止で波乱の幕開けとなった今期の竜王戦ですが、熱戦が続いて盛り上がってますね。

第6戦は丸山九段の猛攻で、二日目の午前中に終わるのではないかという将棋。

渡辺VS丸山の竜王戦というと、2011年、2012年がありますが、そのときは渡辺竜王の貫禄勝ちでした。

そのときの印象が強かったわけですが、今期は互角の戦いです。

こうなると、三浦九段の疑惑が遠い昔の事のように思えてくるから不思議です。

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# by clickshogi | 2016-12-08 17:22 | プロ将棋観戦 | Comments(0)
人生を振り返ったときの感慨
元女流棋士の林葉直子さんのブログをよく拝見しています。

→ 最後の食卓(林葉直子オフィシャルブログ)

病気になった後も、元気そうな様子がつづられていて安心します。

林葉直子さんについては、2年前にスポニチが記事にしています。

→ 林葉直子 死の淵に立つも「生きることを捨ててはいません」

この記事はテレビ番組をまとめたものです。

大病をして死の淵に立ったときに、「本当に自分の人生、楽しかった」という心境に至るのは、本当に素晴らしいことだと思いました。

私も中年になって、余命とか死について意識することがあります。

「好きなことをやってきた。後悔はない」と感じられるかどうかが、一番大切なことだとつくづく感じます。

日常を漠然と生きていると、どうしても将来不安が頭をかすめて、不安から逃れるために金とか世間のしがらみが重きをなすようになります。

将来不安は、死の不安を直視していないから沸き上がると思います。死を思えば、金や世間に囚われて生きるなんてありえないことです。

要するに、死の意識が足りないと、金や世間体を目指すようになってしまう。

就職活動をしている若者たちの様子をみると、将来不安にかられている人が多いように見えます。私自身もかつてはそうでした。

じゃあ、何を指針に生きるべきか。

それは「楽しかった。好きなことをやってきた」と林葉さんのように人生を振り返ることができることです。

死を前にしたときのことを考えて、そう自らの人生を振り返ることができるかどうか。これが私にとっての生きる指針です。

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# by clickshogi | 2016-11-05 15:29 | 将棋から学んだこと | Comments(0)
藤井システムが終わってないとしたら
先月、第24期銀河戦で、藤井九段が優勝しました。

藤井九段は順位戦でB2まで降級していますし、最近公式戦の上位で見かけないこともあり、意外感はありました。

しかし、もともと力のある棋士ですから、まだまだタイトルに手が届くのかも知れません。

むしろ、驚いたのは、採用された戦法です。

藤井九段は決勝トーナメントですべて藤井システムを選択しました。

  • 船江恒平五段 vs 藤井猛九段 藤井システム
  • 梶浦宏孝四段 vs 藤井猛九段 藤井システム
  • 藤井猛九段 vs 横山泰明六段 藤井システム
  • 藤井猛九段 vs 広瀬章人八段 藤井システム

自ら開拓した戦法で見事な勝利を重ねました。

藤井システムはまだまだ健在ということが明らかです。

プロの棋戦で戦法が使われなくなったとしたら、対策が完了して勝てないと結論がでたから

ずっとそう考えていたのですが、そうでもないのでしょうか。

なぜ今までプロの棋戦で藤井システムが採用されなくなったのか、実に謎です。藤井九段自体が、ほとんど採用しませんでした。

消えた戦法の謎」の勝又教授に聞いてみたいところです。
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# by clickshogi | 2016-10-30 17:25 | プロ将棋観戦 | Comments(0)